ごぜえす(読み)ゴゼエス

デジタル大辞泉 「ごぜえす」の意味・読み・例文・類語

ごぜえ・す

[動サ特活]《「ごぜえやす」の音変化》
「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。あります。
「『ごしんぞさんはえ』『―・しねえ』」〈洒・娼註銚子戯語〉
補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…でございます。…であります。
「おめえも又あんまりで―・す」〈洒・辰巳婦言
[補説]活用は「御座います」に同じ。江戸遊里多く使われた。

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精選版 日本国語大辞典 「ごぜえす」の意味・読み・例文・類語

ごぜえ・す

  1. 〘 自動詞 サ行特活 〙 ( 「ございます」の変化した語 ) 近世後期、江戸深川の岡場所で多く用いられたことば。
  2. [ 一 ] 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。あります。います。
    1. [初出の実例]「『ごしんぞさんはへ』『こぜへしねへ』」(出典:洒落本・娼註銚子戯語(1780))
  3. [ 二 ] 補助動詞「ある」の丁寧語。…でございます。…であります。
    1. [初出の実例]「ゆうさんはどうでごぜへす」(出典:洒落本・通仁枕言葉(1781))

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