日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴマ科」の意味・わかりやすい解説
ゴマ科
ごまか
[学] Pedaliaceae
双子葉植物、合弁花類。一年草または多年草であるが、まれに低木もある。花は両性で左右相称、雌しべ1本、子房は上位につき、2~4室、雄しべは4本で、完熟する。蒴果(さくか)または堅果をつけ、種子には薄い胚乳(はいにゅう)がある。世界に約12属50種がおもに熱帯の砂漠や海岸に分布し、日本ではゴマが栽培される。
[高橋秀男 2021年8月20日]
APG分類でもゴマ科とされる。APG分類ではツノゴマ属がツノゴマ科として独立し、ヒシモドキ属がオオバコ科に移るなどの変更があった。この分類による2018年のデータでは世界に14属67種が知られる。
[編集部 2021年8月20日]