ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイクロイド振り子」の意味・わかりやすい解説 サイクロイド振り子サイクロイドふりこcycloidal pendulum おもりが鉛直面内でサイクロイド曲線を描いて振動する質点振り子で,振幅の大小に関係なく一定の周期で振動し,完全な等時性をもつ。これに対し,通常の単振り子は振幅が小さい微小振動のときだけ周期がほぼ一定で,近似的に等時性をもつにすぎない。図のようにサイクロイド形の天井に糸の長さ 2a の振り子をつるして左右へ振ると,おもり (質量 m ) は同形の曲線を描いて,サイクロイド振り子が実現される。重力加速度を g とすると,その周期は で,振幅に依存せず一定である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by