等時性(読み)トウジセイ

デジタル大辞泉 「等時性」の意味・読み・例文・類語

とうじ‐せい【等時性】

振り子などの周期運動で、周期振幅の大きさに無関係に一定であること。

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精選版 日本国語大辞典 「等時性」の意味・読み・例文・類語

とうじ‐せい【等時性】

  1. 〘 名詞 〙 時間間隔が一定であること。特に振子などの周期的な運動で、その周期が振幅の大小に無関係に一定であること。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

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百科事典マイペディア 「等時性」の意味・わかりやすい解説

等時性【とうじせい】

周期運動で周期が振幅の大小に関係なく一定のとき,等時性をもつという。単振動はその例。単振子は振幅が小さいとき等時性をもつが,振幅が大きいと周期が増す。完全な等時性をもつのは振子にサイクロイド曲線を描かせるサイクロイド振子
→関連項目ガリレイ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「等時性」の意味・わかりやすい解説

等時性
とうじせい
isochronism

周期運動において,振動では振幅の大小に無関係に,また回転では回転半径の大小に無関係に周期が一定であるとき,この周期運動は等時性をもつという。振動では,単振動サイクロイド振り子は完全な等時性をもち単振り子は振幅が小さいときにだけ近似的に等時性をもつ。回転では,荷電粒子サイクロトロン運動が等時性をもつ。

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