世界遺産詳解 の解説 サウスイーストたいせいようがんしんりんほごくぐん【サウス-イースト大西洋岸森林保護区群】 1999年に登録されたブラジルの世界遺産(自然遺産)で、パラナ州とサン・パウロ州にまたがる大西洋岸に位置し、総面積4700km2に及ぶ25の保護区から構成される。そもそも人間によって開発が始まる前には、アマゾンの森林の約4分の1に相当する125万km2以上を覆っていたとされるが、1500年以降に始まるポルトガル人の植民地化を契機に森林は徐々に失われ始め、現在ではもとの8%しか残っていない。ゴールデンライオンタマリンやジャガー、カワウソ、アリクイなどの絶滅危惧種が生息する動植物の宝庫で、大西洋岸森林の進化の歴史を見られることなどが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はAtlantic Forest South-East Reserves 出典 講談社世界遺産詳解について 情報