ササラーム(その他表記)Sasarām

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ササラーム」の意味・わかりやすい解説

ササラーム
Sasarām

インド北東部,ビハール州西部の町。ロータス県の行政庁所在地。パトナ南西約 145km,カイマール台地の末端に位置し,北方にはガンジス川流域平野が開ける。 16世紀の遺跡が知られ,なかでもスール朝の皇帝シェール・シャー (在位 1540~45) の廟が有名で,支間 22m,高さ 31mの中央ドームをもち,パタン様式建築の最高水準を示す。郊外にはアショーカ王勅令を刻んだ岩がある。農産物集散のほか,カーペット,素焼の壺を産する。人口9万 8220 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android