普及版 字通 「サ・ザ・くずしがみ」の読み・字形・画数・意味
17画
[字訓] くずしがみ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は坐(ざ)。坐は膝を崩して坐るので、挫の意がある。〔説文〕九上に「喪結なり。禮に、女子は(ささい)す。弔ふときは則ちせず」という。喪髻(そうけい)には麻を用い、髪を巻くようにして括った。金文の頁(けつ)、また寡・憂などの字形のうちに、衰のような形をみることができる。
[訓義]
1. くずしがみ、婦人が喪中に麻や布で髪を結んで束ねる髪形、上に巻きあげることがない。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 須曾奴波須(すそぬはず) 〔名義抄〕 カミユヒタツ 〔立〕 スソヌハズ 〔字鏡集〕 カミユフ
[熟語]
幗▶・髻▶・衰▶・首▶
[下接語]
髻・束・禿・布・婦・麻
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報