サダーナンダ(その他表記)Sadānanda

改訂新版 世界大百科事典 「サダーナンダ」の意味・わかりやすい解説

サダーナンダ
Sadānanda

インド哲学不二一元論派哲学者。1500年ころの人。生涯については不明であるが,不二一元論派の哲学への入門書として有名な《ベーダーンタ・サーラVedānta-sāra》を書いた。本書は,ベーダーンタ学説の中にサーンキヤ哲学のトリグナtriguṇa(三構成要素)説を取り入れており,サーンキヤ哲学との融合を顕著に示している点で注目をひく。このほかに3点の作品を著したといわれる。
サーンキヤ学派 →ベーダーンタ学派
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 専学 前田

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サダーナンダ」の意味・わかりやすい解説

サダーナンダ

「ベーダーンタ・サーラ」のページをご覧ください。

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