ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サブ海」の意味・わかりやすい解説 サブ海サブかいLaut Sawu; Savu Sea 太平洋の縁海の一つ。インドネシアの小スンダ列島に囲まれた海。北側にバンダ火山内島弧が,南側に非火山性外弧が連なる。幅約 650km,面積 10万 5000km2。北東でバンダ海と,北西でフロレス海と,南東でティモール海と,南西でインド洋と結ばれている。海底は顕著な海底崖と海溝,それに北方向に傾斜した深海平原から成る。最深部はパンタル島の南で 3470m。海底の中央部と南東部は大部分が砕屑性泥である。深海平原の堆積物は主として酸性火成岩や緑簾石を含む変成岩に由来したものである。グロビゲリナ軟泥が,スンバ島,サブ島,ロティ島の周辺に,ティモール島とサブ島沖にはサンゴ泥が分布し,海峡は岩盤が露出している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by