改訂新版 世界大百科事典 「サムットプラカーン」の意味・わかりやすい解説 サムットプラカーンSamut Prakan タイ中部の都市で同名県の県都。メナム川(チャオプラヤー川)の河口左岸に位置し,パークナムPaknam(〈河口〉の意)とも呼ばれる。都市域人口68万0363(2002)。首都バンコクの南に接し,古くから軍事・通商上の要衝として知られた。河口地帯にはマングローブやニッパヤシが繁茂し,沿岸漁業の基地でもある。伝統的には稲作が農民のおもな生業であるが,1960年代以降,工場建設が急速に進み,タイの中心的な工業地帯になった。執筆者:田辺 繁治 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by