さるからに

精選版 日本国語大辞典 「さるからに」の意味・読み・例文・類語

さるから に

  1. 先行事柄を受けながら、新しく説き起こす時に用いる。そうこうするうちに。こうして。
    1. [初出の実例]「大船一艘を准備(こころがまへ)してよろづのこるかたなくぞ見えし。さるからに、春も徒にくれて、四月の上旬(はじめ)になりにけれと」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)
  2. さるから
    1. [初出の実例]「人民の性行の集れるもの、結菓成就して、律法となり、政事となることなり、さるからに、人民と、政事とは、その善悪の位価は同等にして優劣なきことなり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android