精選版 日本国語大辞典 「さるから」の意味・読み・例文・類語 さる‐から 〘 接続詞 〙① 先行の事柄を受けて、その当然の結果として後続の事柄が起こる理由を示す。そうだから。それゆえに。さるからに。[初出の実例]「此時、余只さるから可レ賜之由、雖レ仰レ之、不レ被レ聞歟」(出典:玉葉和歌集‐承安四年(1174)一二月一三日)② 先行の事柄に対して、後続の事柄が反対・対立の関係にあることを示す。逆接。しかしながら。とはいうものの。[初出の実例]「泣き泣き女問ふことなれば、ほろりと云て、さるから健気に有るべき所に眼を着けて言ふべし」(出典:申楽談儀(1430)音曲の心根) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例