20世紀西洋人名事典 「サルマンショッケン」の解説
サルマン ショッケン
Salman Schocken
1877 - 1959
ドイツの出版事業家。
元・ヘブライ大学理事。
ポーゼン(後のポーランド領ポズナン)出身。
ドイツ系のユダヤ人で、1931年ベルリンにショッケン書店を創業し、印刷業や出版を始める。ナチスによる迫害が始まると、ユダヤ関係出版物を集中的に刊行。パレスティナに亡命すると共に、ニューヨークに書店を再開するため尽力した。F.カフカやM.ブーバーたちの国際的な出版やその普及のため活躍。エルサレムのヘブライ大学の理事も務め、エルサレムにショッケン図書館を残す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報