図書館情報学用語辞典 第5版 「さわる絵本」の解説 さわる絵本 視覚障害児が触覚で鑑賞できるように,絵本を原本にして,布や皮革,毛糸などの素材を用いて,台紙に絵の部分を半立体的に貼り付け,文の部分を点字と墨字にした図書.手で見る絵本,指で読む本と呼ぶこともある.東京都品川区のボランティアグループ「むつき会」が1974(昭和49)年に製作を始め,各地に広まった.1冊ずつがボランティアの手作りで,鳥の絵に羽を貼り付けたり,目の部分にビーズを付けたり,果物の場合に香料を染み込ませた粒子を付けたりして(におう絵本),実物が想像できるよう工夫が凝らされている.絵の部分を凸状にしたり切り抜いたりした海外の絵本も翻訳出版されている.[参照項目] 布の絵本 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by