さんかく座(読み)さんかくざ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「さんかく座」の意味・わかりやすい解説

さんかく座
さんかくざ / 三角座

秋の頭上高く、アンドロメダ座のすぐ南に接する小星座。3個の3等星が細長い二等辺三角形を形づくっている。小さいながら形がはっきりして目だつため、昔からよく知られており、プトレマイオスの48星座(トレミー星座)のなかにも含まれていた。日本でも「三角星」とよぶ地方がある。見ものは西端にある銀河M33で、双眼鏡でもぼんやり楕円(だえん)形に広がった淡い光芒(こうぼう)として見ることができる。

[藤井 旭]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「さんかく座」の意味・わかりやすい解説

さんかく座
さんかくざ
Triangulum

三角座。アンドロメダ座とおひつじ座に挟まれた小星座。概略位置は赤経 2時,赤緯 32°で 12月中旬の宵に南中する。3等星 1個と 4等星 2個が三角の形をつくっている。西端に有名なさんかく座渦状銀河がある。

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