百科事典マイペディア 「ザクスル」の意味・わかりやすい解説 ザクスル オーストリア出身,英国のユダヤ系美術史家。ウィーンに生まれ,ウィーン大学でM.ドボルジャークに,ベルリン大学でウェルフリンに師事した。1913年A.ワールブルクの秘書となり,文庫の運営と講演録・研究叢書の編纂(へんさん)などに従事,1933年文庫をロンドンに移す。1939年英国帰化。ワールブルク学派の第1世代としてその基礎を固めるとともに,豊かな学殖をもってワールブルクの方法を発展させた。多くの論文・講演があり,一部が《講義録》(1957年)としてまとめられているほか,パノフスキー,クリバンスキーとの共著《土星とメランコリー》(1964年)がある。→関連項目ウィント 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by