ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザスラーフスカヤ」の意味・わかりやすい解説
ザスラーフスカヤ
Zaslavskaia,Tatiana Ivanovna
ソ連の経済学・労働社会学者。 1950年モスクワ大学経済学部卒業。 50~63年科学アカデミー経済研究所に勤務。 54年ソ連共産党入党。 63年科学アカデミー・シベリア支部経済・工業生産組織研究所勤務。主としてコルホーズ農民の賃金,労働力,資源,移民問題を研究。 83年夏改革派の学者らと,経済活動のあらゆる面に中央の介入が行われている中央集権指令型経済の問題点を指摘した「ノボシビルスク経済報告書」を作成し,大きな反響を呼んだ。 88年全ソ社会経済問題に関する世論調査センター所長。のち,ゴルバチョフのブレーンの一人となった。『現代コルホーズの経済』 (1960) ,『農村人口の移動』 (70) などの著書がある。
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