普及版 字通 の解説
18画
[字訓] かくれる・のがれる
[説文解字]
[字形] 会意
(穴)+鼠。〔説文〕七下に「(かく)るるなり。鼠の、中に在るに從ふ」(段注本)とみえ、伏することをいう。遠く辺境に移して拘囚することを、放という。〔書、舜典〕「三を三にす」のを、また(さい)に作る。は呪霊をもつ獣である祟(すい)を、中に殴(う)って呪詛し、敵に祟(たたり)を与える呪術を意味した。それでには、すてる意がある。文字を改めることを点というのは、旧字を塗りつぶして匿す意である。
[訓義]
1. かくれる、のがれる。
2. かくす、いれる、おく。
3. はなす、はなつ、すてる、ころす。
4. かすか、わずか。
[古辞書の訓]
〔立〕 ノガル・カクル 〔字鏡集〕 ノガル・フサガル・カクル・ハナツ・ウカガフ
[熟語]
悪▶・逸▶・易▶・益▶・改▶・句▶・削▶・雑▶・死▶・視▶・斥▶・迹▶・責▶・窃▶・走▶・蔵▶・▶・端▶・逐▶・黜▶・定▶・匿▶・入▶・避▶・附▶・伏▶・貶▶・亡▶・謀▶・奔▶・名▶・命▶・乱▶・流▶
[下接語]
隠・遠・改・解・刊・窮・囚・懾・深・斥・・潜・遷・鼠・走・蔵・・点・投・逃・匿・・遯・伏・貶・逋・亡・北・奔・流
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報