化学辞典 第2版 「シアノトリメチルシラン」の解説
シアノトリメチルシラン
シアノトリメチルシラン
cyanotrimethylsilane
trimethylsilyl cyanide.C4H9NSi(99.21).(CH3)3SiCN.クロロトリメチルシランとシアン化カリウム,あるいはシアン化銀との反応により得られる.無色の液体.沸点117 ℃.0.7834.1.389.引火性がある.有毒.カルボニル化合物に付加し,シアノヒドリンのシリルエーテルを与える.そのほか,アルケンのシアノシリル化,キノンの保護,ニトリル合成など,合成試薬として用いられる.[CAS 7677-24-9]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報