ヘキサメチルジシラザン

化学辞典 第2版 「ヘキサメチルジシラザン」の解説

ヘキサメチルジシラザン
ヘキサメチルジシラザン
hexamethyldisilazane

1,1,1-trimethyl-N-(trimethylsilyl)silanamine, bis(trimethylsilyl)amine.C6H19NSi2(161.40).(CH3)3SiNHSi(CH3)3クロロトリメチルシランアンモニアとをエーテル中で反応させると得られる.無色の液体.沸点126 ℃.0.765.1.4071.加水分解されやすく,トリメチルシラノールを経てヘキサメチルジシロキサンになる.アルコール類,アミンカルボン酸などの活性水素のシリル化剤に用いられる.アルカリ金属誘導体は強塩基として有機合成に使われる.[CAS 999-97-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android