しかる‐べき
- 〘 連語 〙 ( 動詞「しかり(然有)」の連体形「しかる」に助動詞「べし」の連体形「べき」の付いたもの )
- ① ⇒しかる(然)べし
- ② ( 現代語で、連体詞的に用いる ) 適当な。ふさわしい。相当な。
- [初出の実例]「大臣やら、局長やら、然(シカ)るべき処を頼みにあるきながら」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下)
- ③ ( 現代語で、「…てしかるべき」の形で用いる ) 当然な。当たり前な。
- [初出の実例]「彼等から一言の挨拶は有っても可然(シカルベキ)のである」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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