普及版 字通 「シ・キ・あばく」の読み・字形・画数・意味
13画
[字訓] あばく
[説文解字]
[字形] 会意
臣(しん)+言。〔説文〕三上に「訐(あば)くなり」とみえるが、用例をみない字である。金文の〔献彝(けんい)〕に「十世まで(わす)れず」のように、忘の意に用いる。その正字はに作り、(望)の初文に従う。遠くを望み祈る意の字であるが、を以て(忘)に仮借したものであろう。〔説文〕が「訐く」と訓する字は、あるいはもとの字の従うところと同じく、に従う字であろう。獄訟に関する字と考えられる。
[訓義]
1. あばく。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報