化学辞典 第2版 「シクロヘプタノン」の解説
シクロヘプタノン
シクロヘプタノン
cycloheptanone
C7H12O(112.17).スベロン(suberone)ともいう.シクロヘキサノンにジアゾメタンを作用させて環拡大させると得られる.スベリン酸のカルシウム塩を乾留しても得られる.ハッカに似た臭気をもつ液体.沸点180 ℃.0.9508.還元するとシクロヘプタノールが,硝酸酸化するとピメリン酸が得られる.トロポロン類の合成に用いられる.[CAS 502-42-1]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報