普及版 字通 の解説
20画
[字訓] のぼる・さだめる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は陟(ちよく)。〔説文〕十上に「牡馬なり」とするが、〔広雅、釈詁一〕に「上るなり」とあり、陟の声義を承ける。陟降とは神が神梯によって昇降することをいい、馬によってその神事をなすことをというのであろう。〔書、洪範〕に「下民を陰す」とあって、天意によって黜陟(ちゆつちよく)(賞罰)することをいう。それよりして、評価を加えることを品という。
[訓義]
1. のぼる、馬によってのぼる。神事的な行為であろう。
2. さだめる、神意によって定める、評価する。
3. 雄馬、馬をつかう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 サダム 〔字鏡集〕 サダム・ノボル
[下接語]
陰・天・牡
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報