し‐は
- ( 副助詞「し」と係助詞「は」とが重なったもの ) 「時しはあらむを」「今しは」の形で用いられる。
- [初出の実例]「今時者(シは)し名の惜しけくも吾はなし妹によりては千遍(ちたび)立つとも」(出典:万葉集(8C後)四・七三二)
しはの補助注記
「今しは」の場合は、「今」に「し‐は」がついたというよりも、副助詞「し」が附着固定化した「今し」という副詞を、助詞「は」が承けたものとみるべきか。
しは
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 物のつよく当たるさまを表わす語。
- [初出の実例]「馬牛をすはえにてしはとうつ」(出典:名語記(1275)六)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「しは」の読み・字形・画数・意味
【紙
】しは
【紫
】しは
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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