日本大百科全書(ニッポニカ) 「シバナ科」の意味・わかりやすい解説 シバナ科しばなか[学] Juncaginaceae 単子葉植物。全草無毛の多年草で、株状の根茎からひげ根を出し、葉や花茎を根出する。葉は線形または円柱形でやや多肉質、基部は鞘(さや)状。花序は総状または穂状で、両性花をつける。花には包葉がなく、花被片(かひへん)は内外各3枚で放射状につく。雄しべは普通6、雌しべは1、心皮は3または6個で柱頭は羽毛状。袋果には、円柱形または卵形の種子が1、2個ある。温帯、亜寒帯の湿地に4属25種が分布する。APG分類でもシバナ科とされる。[大滝末男 2018年9月19日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例