シャッダード朝(読み)シャッダードちょう(その他表記)Shaddādids; Shaddādiyān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャッダード朝」の意味・わかりやすい解説

シャッダード朝
シャッダードちょう
Shaddādids; Shaddādiyān

イラン,アッラーン地方を支配したクルド系王朝 (951?~1075) 。ムハンマド・イブン・シャッダードがアルメニアのドゥビンで創始。その後サッラール朝を駆逐してガンジャを中心にアッラーンに勢力を確立。アブル・アスバール (在位 22~67) のとき,ビザンチングルジア,アルメニアの諸勢力によく抗して最盛期を築いたが,1054年セルジューク朝の宗主権下に入り,75年領土を没収されて滅びた。なお同朝の他の系統は 1161年までアニ知事として存続した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む