20世紀西洋人名事典 の解説
シャルル・カミーユ サン・サーンス
Charles Camille Saint Saëns
1835.10.9 - 1921.12.16
フランスの作曲家,ピアノ奏者,オルガン奏者,著述家。
パリ生まれ。
2歳半からピアノを学び、幼時から驚異的才能を発揮し13歳でパリ音楽院に入学した。卒業後はマドレーヌ教会のオルガン奏者となり、その技巧と即興は有名であった。1871年にR.ビュシーヌ、フォーレ、C.フランク等と共に国民音楽協会を設立し、若手作曲家に機会を与えることに貢献した。著述家としては反ワグナー、反印象派の論陣を展開した。代表作には交響詩「死の舞踏」(1874年)、室内楽曲「動物の謝肉祭」(1886年)、「ピアノ協奏曲第2番」(1868年)、「同第4番」(1875年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報