20世紀西洋人名事典 「シャルルモーラス」の解説
シャルル モーラス
Charles Maurras
1868.4.20 - 1952.11.15
フランスの思想家,詩人,作家,文芸評論家。
南仏マルチーグ生まれ。
カトリックの学校卒業後パリに出て、1891年古典主義文学復帰を唱えるロマーヌ運動に参加、文芸評論家として出発し近代の思想、文学を否定。ドレフェス事件を機に政治に関心を持ち、1899年思想団体「アクション・フランセーズ」を結成、1904年から同名の機関紙を主宰、王党主義者として論陣をはり、「知性の未来」(’05年)、「君主政治に関するアンケート」(’09年)を著す。第二次大戦中ビシー政権に協力し、フランス解放後アカデミーを除籍、終身禁固刑、「ベニスの恋人」(’02年)等の著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報