シュウカイドウ科(読み)しゅうかいどうか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュウカイドウ科」の意味・わかりやすい解説

シュウカイドウ科
しゅうかいどうか
[学] Begoniaceae

双子葉植物、離弁花類。草または低木状で、多肉のものが多い。根茎または球茎があり、地上茎は節が膨らむ。葉は卵状心臓形で互生し、托葉(たくよう)は早落する。雌雄同株。雄花雌花より先に開き、左右相称または放射相称。花弁4枚のうち2枚は小形で多数の雄しべがあり、花糸は離生または癒合する。雌花は2~5弁、子房下位で翼があり、花柱2、3本はねじれる。蒴果(さくか)は種子が多数ある。世界中に2属(5属説もある)約1400種分布し、日本では沖縄に2種が野生している。園芸種のベゴニアは観賞用に広く愛用される。

[小林純子 2020年2月17日]

 APG分類でもシュウカイドウ科とされる。

[編集部 2020年2月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android