シュタイヘン(その他表記)Steichen, Michael

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュタイヘン」の意味・わかりやすい解説

シュタイヘン
Steichen, Michael

[生]1857. デュドランジュ
[没]1929.7.26. 東京
明治中期~大正末期に活躍した外人宣教師。初め実業家を志し,ロンドンに留学中の 22歳の頃,宣教師になることを決意。パリ外国宣教会神学校に入学。 1886年司祭に叙せられ日本布教に出発。翌年日本に着き,岩手県盛岡教会を振出しに各地で司牧し,1918年築地神学校長となる。布教活動とともに,12年1月以来,日本におけるカトリック雑誌『声』の主幹筆名,赤石捨四郎,須田井飛燕など多数。 A.ビリオンとともに日本のキリシタン研究で名高く,それまでの論文をまとめて,03年立教学院から『キリシタン大名記』 The Chrisitian Daimyos: A Century of Religious and Political History of Japan1549~1650を出版,翌年これを訂正増補して香港からフランス語で出版,そのほか『1637~1638の島原の乱』 (1898) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android