シュトス(読み)しゅとす(その他表記)Veit Stoß

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュトス」の意味・わかりやすい解説

シュトス
しゅとす
Veit Stoß
(1445ころ―1533)

ドイツの彫刻家。ニュルンベルク生まれと推定され、同地で死去した。ドイツ後期ゴシックの代表的彫刻家であるが、その芸術的由来についてはよく知られていない。1477年から96年にかけてポーランドクラクフで制作し、以後ニュルンベルクに戻った。代表作にはクラクフ時代の聖マリア聖堂の祭壇彫刻がある。これは高さ13メートル、幅11メートルに及ぶ彩色された木彫祭壇で、悲嘆恍惚(こうこつ)、献身を表す中央部マリアの死の表現は、ドイツ美術の傑作に数えられる。クラクフのカジミェシュ4世の墓碑大理石)、晩年の単純な形式によるバンベルクの祭壇も名高い。

[野村太郎]

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