日本大百科全書(ニッポニカ) 「シラード」の意味・わかりやすい解説 シラードしらーどLeo Szilard(1898―1964) ハンガリー生まれの物理学者、生物学者。1922年ベルリン大学で学位を取得、1933年イギリスに亡命、このころ核の連鎖反応を着想した。1938年アメリカに渡り、ハーンらによる核分裂の発見を知り、原爆開発をアメリカ政府に促すアインシュタインの手紙を起草する一方、フェルミらと実験を開始、1942年以降原爆製造プロジェクト(マンハッタン計画)に参加、1945年日本への原爆投下には反対した。第二次世界大戦後は生物学に転じ、パグウォッシュ会議などで核軍備管理、市民コントロールを主張した。[高山 進][参照項目] | 核分裂 | パグウォッシュ会議 | フェルミ | マンハッタン計画 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例