20世紀西洋人名事典 「ジェイムズトビーン」の解説
ジェイムズ トビーン
James Tobin
1918.3.5 -
米国の経済学者。
元・イェール大学教授,元・経済諮問委員会委員。
1955年からイェール大学教授を務める。「金融市場の分析、支出決定、雇用、生産財価格と金融市場との関連の分析」の業績に対して’81年ノーベル経済学賞を受賞した。ポートフォリオ・セレクション理論(資産選択理論)の創始者の一人で、金融市場が家計、企業の支出決定に及ぼす影響を明らかにし、現代金融論に多大な影響を与えた。また計量経済学、経済成長論など広範囲にわたる業績を持ち、’61〜62年にケネディ大統領の経済諮問委員会委員としても活躍。著書に「マクロ経済学の再検討」(’80年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報