ジェイムズ・トーマスファレル(その他表記)James Thomas Farrell

20世紀西洋人名事典 の解説

ジェイムズ・トーマス ファレル
James Thomas Farrell


1904.2.27 - 1979.8.22
米国の小説家。
イリノイ州シカゴ生まれ。
祖母叔母に養われ、1925年シカゴ大社会学部に入学したが中退。様々な職業を転々とし作家修業に励み、再びシカゴ大に復学。在学中の’32年に長編スタッズ・ロニガン3部作」の最初の作品「若いロニガン」を発表し、後「スタッズ・ロニガンの青年時代」(’34年)、「最後の審判の日」(’35年)を発表。その後、自伝的な5部作「ダニー・オニール物語」を発表。これは「私が作らなかった世界」(’36年)、「星は失われず」(’38年)、「父と息子」(’40年)、「我が怒りの日」(’43年)、「時の顔」(’53年)から成る。他に評論集「文芸批評覚え書」(’36年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む