20世紀西洋人名事典 の解説
ジェームス・B. サムナー
James Batcheller Sumner
1887.11.19 - 1955.8.12
米国の生化学者。
元・コーネル大学教授。
マサチューセッツ州カントン生まれ。
ハーバード大学卒業後、コーネル大学で酵素の研究を行い、1929年から同大学生化学教授を務め、’55年に引退。この間’26年にはナタマメから尿素を加水分解する酵素のウレアーゼを結晶タンパクとして取り出すことに成功し、その後の酵素の化学的本性研究の道が開かれる。その後、ノースロップがペプシンなどを酵素化したほか、スタンリーがタバコモザイクウイルスの結晶化に成功する。’46年ノースロオプ、スタンレーとともにノーベル化学賞を贈られた。主著に「Chemistry and methods of enzymes」(’43年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報