じみじみ

精選版 日本国語大辞典 「じみじみ」の意味・読み・例文・類語

じみ‐じみ

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 湿気のあるさまを表わす語。じめじめ。
  3. (水などが徐々に土に吸われて消えていくように物事次第次第に消失していくさまを表わす語。じわじわ。
    1. [初出の実例]「ぢみぢみと腹はへりぬ」(出典:咄本・一休関東咄(1672)上)
    2. 「この儘じみじみと消てしまふやうには、土地がらだけにならないからネ」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android