20世紀西洋人名事典 「ジャン・ドブリュノフ」の解説
ジャン・ド ブリュノフ
Jean de Brunhoff
1899 - 1937
フランスの絵本作家。
パリ生まれ。
エコール・アルザシェヌで学び、画業に励み個性的な静物画や風景画を描く。息子が病気の時、妻が語って聞かせた象の活躍する物語にヒントを得、息子のアイディアを容れてババールのキャラクターを創造する。「象のババール」(1931年)の始まりである。人間の日常生活を象の生活に当てはめ、ペーソスとユーモアに富み、童心を魅了して世界の人気者となる。彼の死後、息子のローランが跡をつぎ「ババール」の続編を次々と出版する。他の作品に「おうさまババール」(’33年)、「ババールのこどもたち」(’38年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報