現代外国人名録2016 「ジュディデンチ」の解説
ジュディ デンチ
Judi Dench
- 職業・肩書
- 女優
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1934年12月9日
- 出生地
- ヨーク
- 本名
- Dench,Judith Olivia
- 学歴
- セントラル演劇学校(CSSD)
- 受賞
- アカデミー賞助演女優賞(第71回,1998年度)〔1999年〕「恋におちたシェイクスピア」,ローレンス・オリビエ賞(女優賞,第2回・5回・8回・12回)〔1977年・1980年・1983年・1987年〕,イブニング・スタンダード賞〔1980年・1982年〕「ジュノーと孔雀」「A Kind of Alaska」,BAFTA賞(主演女優賞)〔1965年・1997年・2002年〕「Four in the Morning」「Queen Victoria 至上の恋」「アイリス」,BAFTA賞(助演女優賞)〔1987年・1988年〕「眺めのいい部屋」「ハンドフル・オブ・ダスト」,ローレンス・オリビエ賞(プレイ部門/ミュージカル部門女優賞)〔1995年・1996年〕「アブソリュート・ヘル」「ア・リトル・ナイト・ミュージック」,ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門主演女優賞,第55回,1997年度)〔1998年〕「Queen Victoria 至上の恋」,シカゴ映画批評家協会賞(主演女優賞,第10回)〔1998年〕「Queen Victoria 至上の恋」,トニー賞主演女優賞(演劇部門)〔1999年〕「エイミーズ・ビュー」,ゴールデン・グローブ賞(テレビミニシリーズ女優賞,第58回,2000年度),ローレンス・オリビエ賞(協会特別賞)〔2004年〕,世界文化賞(演劇・映像部門,第23回)〔2011年〕
- 経歴
- CSSDで学んだ後、1957年オールド・ビック座で「ハムレット」オフェリアを演じ、デビュー。’60年「ロミオとジュリエット」ジュリエット役で絶賛され、大女優への切符をつかんだ。’61年ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)に参加し活躍する一方、ウエストエンドの舞台も経験し、演技派舞台女優の地位を確立。’76年舞台「マクベス」のマクベス夫人役の演技が批評家などに絶賛される。’88年ケネス・ブラナーの要請により「から騒ぎ」で演出家デビュー。「桜の園」(’90年)、「ロミオとジュリエット」(’91年)などを演出。オリビエ賞を7回受賞。映画は’64年にデビュー。「眺めのいい部屋」(’86年)、「ハンドフル・オブ・ダスト」(’88年)などに出演し、演技派として活躍。一方、「007」シリーズで007の上司M役を「ゴールデンアイ」(’95年)から演じて人気を得る。’98年「恋におちたシェイクスピア」でエリザベスI世を演じ、アカデミー賞助演女優賞を受賞。「あるスキャンダルの覚え書き」(2006年)など6度アカデミー賞にノミネートされている。テレビはスティーブン・フリアーズ演出の「Saigon―Year of the Cat」(1983年)など多数。他の主な映画出演作に「大本命」(’74年)、「ヘンリー五世」(’89年)、「Queen Victoria 至上の恋」(’97年)、「ショコラ」(2000年)、「アイリス」(2001年)、「ラヴェンダーの咲く庭で」(2004年)、「ヘンダーソン夫人の贈り物」(2005年)、「ジェーン・エア」「J・エドガー」(2011年)など。1988年デームの称号を授与される。悲喜劇、古典・現代劇を問わず、英演劇界で不動の地位を占める。2010年英演劇専門紙で“史上最高の舞台俳優”に選出される。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報