20世紀西洋人名事典 「ジュリアングリーン」の解説
ジュリアン グリーン
Julien Green
1900.9.6 -
フランス,米国の小説家。
パリ生まれ。
14歳の時に、母親が亡くなり、カトリックに改宗する。第一次大戦の翌年アメリカに行き、1926年長編小説「モンーシネール」でデビュー。孤独な人間の不安、苦悩を「幻を追う人」(’34年)、「真夜中」(’36年)等で描く。’40年から5年間渡米し、情報省で勤務し、講演旅行をする。’45年帰国し、宗教問題の迷いの中で’40年「バルーナ」、カトリックの信仰を深めてから、「モイラ」(’50年)、「他者」(’71年)などを書く。’66年文化国民大賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報