現代外国人名録2016 「ジョエルロブション」の解説
ジョエル ロブション
Joël Robuchon
- 職業・肩書
- 料理人
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1945年4月7日
- 出生地
- ポワティエ
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章, フランス国家功労章
- 受賞
- フランス最優秀職人賞(MOF)〔1976年〕
- 経歴
- 信仰心の厚い両親の影響で神学校に進むが、15歳の時に経済的な理由で退学し、1960年郷里ポワティエのレストランに見習いとして入る。’66年パリの人気店ル・バークレーに入店、技量をみがく。同年コンパニョナージュ(職員組合)入会を許される。’72年パリ郊外のホテル・フランテルのシェフとして入る。’74年コンコルド・ラファイエット・ホテルのシェフに抜擢され、当時ホテルとしては異例の二つ星を獲得。’78〜81年パリのホテル・ニッコーを経て、’81年パリにオーナーシェフとして初めての店、ジャマンを開店。“ヌーベル・キュイジーヌ”の旗手として注目を集め、’84年にはミシュランの三つ星に輝き、以来13年連続で三つ星を堅持。’94年ジャマンを移店拡大し、パリ16区にある個人邸宅にジョエル・ロブションを開店、名声を確立した。45席に対し従業員49人を抱える高級レストランの予約には3ケ月が必要といわれ、世界の著名人が愛用した。同年東京・恵比寿にタイユヴァンとの提携店、タイユヴァン・ロブション(現・シャトーレストラン・ジョエル・ロブション)を開店。伝統的なフランス料理に独自の創作的要素を加えた料理で知られる。’96年51歳を機にいったん第一線を退く。以後、一流レストランやテレビ番組の監修・プロデュース、執筆業など幅広く活躍。2003年東京・六本木に“シンプルフレンチ”をコンセプトにしたラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションを開店。現在、世界に6店のラトリエを開店。著書に「Ma cuisine pour vous」(1986年)、「シンプリー・フレンチ」(’91年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報