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東京都港区北部の一地区。江戸時代に6大名(上杉、朽木(くつき)、高木、青木、片桐、一柳)の中屋敷があり、6大名の姓がともに木に関係していることが地名の由来という。また、6本のマツの巨木のあったことからともいわれる。山手(やまのて)台地上に位置し、近くの赤坂、麻布(あざぶ)の旧陸軍連隊跡が、第二次世界大戦後アメリカ軍の基地となったのを機に、外国人向けの歓楽地として高級衣料店やナイトクラブなどが続出して発展した。また、周辺および南方の麻布は大使館や欧米人の住宅が多く、現在も国際的ムードの商店街、飲食街で深夜までにぎわう。高層ビルが集合するアークヒルズが赤坂とまたがる地域にあるほか、俳優座劇場、東洋英和女学院などがある。六本木6丁目は再開発事業が進められ、2003年(平成15)にはオフィス、住宅、店舗の入ったビルが並ぶ六本木ヒルズが完成した。東京地下鉄日比谷(ひびや)線・南北線、都営地下鉄大江戸線、首都高速道路都心環状線・3号渋谷線が通る。
[沢田 清]
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東京都港区の地名。地名の起りは不明であるが,江戸時代に,上杉,朽木,高木,青木,片桐,一柳という木にちなんだ名の6大名の中屋敷があったためなどの説がある。寛永年間(1624-44)から町ができ,大名屋敷も次々と建てられた。明治以後,高級住宅地として,また外国公館の多いところとして知られるようになった。第2次大戦後,外国人が多く住んだため,ダンスホール,レストラン,喫茶店が集中し,建築様式も欧米風の様式を取り入れ,独特な雰囲気をもつ歓楽街となった。現在,行政上の六本木は1~7丁目にかけての広い範囲で,テレビ朝日,鳥居坂教会,国際文化会館,俳優座,日本学術会議,東大生産技術研究所(2001年駒場へ移転)のほか,スペイン,スウェーデン,フィンランド,ニカラグアの各大使館がある。
執筆者:正井 泰夫
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