20世紀西洋人名事典 「ジョセフポティエ」の解説
ジョセフ ポティエ
Joseph Pthier
1835.12.7 - 1923.12.8
フランスの修道士。
元・サン・ヴァンドリルの修道院大修道院長。
ヴォージュ県ブーズモン生まれ。
1860年ソレーム修道院修道士となり、1898年サン・ヴァンドリルの大修道院長に選ばれる。1901年修道院法にともなう修道院弾圧を逃れるため、ベルギーへ避難し、同地で没する。ジョーションを助けて古写本を収集、整理し、1883〜1902年グレゴリオ聖歌集7冊を刊行、’04〜13年ヴァティカン版聖歌集編集責任者を務めた。又、ネウマ譜の解読、ラテン語のリズムと旋律を結びつけた唱法に関する「伝統に従ったグレゴリオ聖歌」(1880年)や、研究史などを通じグレゴリオ聖歌の再興、ソレーム唱法の普及に貢献。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報