ジョフロア(その他表記)Geoffroy, Étienne-François

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジョフロア」の意味・わかりやすい解説

ジョフロア
Geoffroy, Étienne-François

[生]1672.2.13. パリ
[没]1731.1.6. パリ
フランスの化学者。モンペリエで学んだのち,イギリスオランダ,イタリアを旅行し,帰国後,ジャルダン・ド・ロアの化学教授,コレージュ・ド・フランスの医学薬学教授 (1712) ,のちに医学部長となった。 1718~20年にフランス科学アカデミーに提出した化学親和力に関する論文,とりわけ親和力表は,たとえば T.ベリマンなどによって継承,発展させられることになり,18世紀化学を特徴づける親和力研究の伝統を開いたものであった。主著死後に出版された『薬物論』 Tractatus de materia medica (99) 。

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世界大百科事典(旧版)内のジョフロアの言及

【アンジュー】より

…後にアンジュー伯爵領とメーヌ川左岸のウートル・メーヌ伯爵領とに分かれた。9世紀に興された初代アンジュー家の第11代にあたるジョフロア5世は,帽子にいつもエニシダgenêtの枝をさしていたためプラントジュネPlântegenêtとよばれたが,イギリス国王ヘンリー1世の娘と結婚。1154年,息子のアンリがイギリス国王ヘンリー2世として即位。…

※「ジョフロア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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