ジョン・ロバートオッペンハイマー(その他表記)John Robert Oppenheimer

20世紀西洋人名事典 の解説

ジョン・ロバート オッペンハイマー
John Robert Oppenheimer


1904.4.22 - 1967.2.18
米国の理論物理学者。
元・ロスアラモス研究所長,元・米国原子力委員会一般諮問委員会委員長。
ニューヨーク生まれ。
ハーバード大学卒。
ケンブリッジ大学、ゲッティンゲン大学留学を経て、1929年カリフォルニア工科大学、カリフォルニア大学各助教授。’36年同大学教授。’43年ニューメキシコのロスアラモス研究所で、世界初の原子爆弾の製造(マンハッタン計画)研究チームを主導し、「原爆の父」と呼ばれる。’46年原子力委員会一般諮問委員会委員長、’47年プリンストン高級研究所所長。’53年水素爆弾製造計画に反対し、マッカシーズムの影響で公職追放となる。’63年量子力学、素粒子論などの研究でエンリコ・フェルミニ賞を受賞し名誉を回復。主著に「科学と一般的理解」(’54)、「開かれた心」(’55)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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