20世紀西洋人名事典 「ジョージマルコム」の解説
ジョージ マルコム
George Malcolm
1917.2.28 -
英国のピアノ奏者,ハープシコード奏者,指揮者。
ウェストミンスター大聖堂楽長,ロンドン・フィロムジカ芸術監督。
ロンドン生まれ。
1924年ロンドンの王立音楽学校に入学。オックスフォードのバリオル・カレッジで古典と音楽の学位を取得後、再び王立音楽学校で学ぶ。1947〜59年ウェストミンスター大聖堂の楽長を務め、’59年聖歌隊のためにミサ曲を作曲。’62〜66年ロンドン・フィロムジカ幻術監督、’65〜67年BBCスコティッシュ管弦楽団准指揮者をはじめ各地で指揮活動を行う。又ピアニストとしては室内楽に専念し、多くの著名な奏者と演奏。ハープシコード奏者としてはバロックやロココの演奏様式や装飾音、通奏低音の解釈に優れ、名声を得る。’76年、’79年来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報