ジヨードチロシン

化学辞典 第2版 「ジヨードチロシン」の解説

ジヨードチロシン
ジヨードチロシン
diiodotyrosine

C9H9I2NO3(432.98).【Ⅰ】3,5-ジヨードチロシン.芳香族α-アミノ酸の一つ.サンゴ,海綿などのタンパク質中にあり,また甲状腺のタンパク質チログロブリン中に含まれる.ヨード化カゼインのような人工ヨード化タンパク質にも含まれる.チロシンに濃アンモニア水中でヨードを作用させて合成できる.L-ジヨードチロシンは針状結晶.融点213 ℃(分解).+2.89°(4% 塩酸).pK1 2.12,pK2 6.48,pK3 7.82.甲状腺ホルモン過小による甲状腺機能減退症の治療に用いられる.【Ⅱ】β-ジヨードチロシン.β-チロシンに一塩化ヨードを作用させてつくる.融点178~179 ℃(分解).希酸,希アルカリに可溶.甲状腺障害に対するヨウ素療法に用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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