じんぜん

精選版 日本国語大辞典 「じんぜん」の意味・読み・例文・類語

じん‐ぜん【荏

  1. [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 歳月のめぐりゆくさま。また、物事がのびのびになるさま。延引
    1. [初出の実例]「日月荏去。慈範独依依」(出典:懐風藻(751)和藤江守詠裨叡山先考之旧禅処柳樹之作〈麻田陽春〉)
    2. 「この叙ははじめに、昇法しが村瀬に乞ひしかど、例の任冉として事はたさずありしかば」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一〇八)
    3. [その他の文献]〔張華‐励志詩〕
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 歳月が経過するさま。のびのびになるさま。〔元和本下学集(1617)〕
    1. [初出の実例]「却説(かくて)光陰荏(ジンゼン)して」(出典:読本近世説美少年録(1829‐32)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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