改訂新版 世界大百科事典 「張華」の意味・わかりやすい解説
張華 (ちょうか)
Zhāng Huá
生没年:232-300
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国、西晋(しん)の文人、政治家。字(あざな)は茂先(もせん)。方城県(河北省)の人。魏(ぎ)の初めに太常(たいじょう)博士となり、西晋に仕えて呉(ご)の討伐に功をたて、官は司空(しくう)に至り、壮武郡公に封ぜられたが、趙王司馬倫(ちょうおうしばりん)の乱により一族とともに殺された。没後の彼の家には、おびただしい書物のほか、財産は何も残っていなかったという。詩文の才に恵まれ、男女の愛情を歌った華麗な「情詩」5首、「雑詩」3首はとくに有名である。また、若いころから、占卜(せんぼく)、術数、方士(ほうし)の術などにも精通し、天下の異聞、神仙のこと、古代の逸話などを集めて『博物志』10巻を著した。現行テキストが彼の原著かどうかは疑わしい。
[竹田 晃]
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
…《博物志》の著者としても知られる中国,西晋の張華の《女史箴》(《文選》巻五十六)を絵画化した作品。《女史箴》とは張華が後宮の記録をつかさどる女官である女史に名をかりて,楚の荘王の夫人樊姫(はんき),斉の桓公の夫人衛姫などの古の模範的な女性の徳行を挙げ,后妃の戒めとした文章。…
…中国,晋の張華が著した,中国および諸外国の事物を雑記した書物。晋の張華が著し,北魏の常景らの删定(さんてい)を経て,現行の10巻本ができたとされる。…
※「張華」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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