ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スエテ」の意味・わかりやすい解説 スエテ 義太夫節の節章の一つ。登場人物の嘆きや悲しみ,思考が極点に達した個所に用いられる曲節。強く押した語りで,高音で始り次第に下降して一の音にいたり,ジャンと締めるので一種の段落感がある。特に大切な部分に用いられる重厚なものは,「四段目風スエテ」という。関連した曲節に,スエテ重ね・大スエテ・スエ・スエカカリなどがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by